すっかり冬めいて来ましたね。
結局このブログも、2012年内に数えるほどしか更新していません。
今年もあと僅か。あれよあれよと年末ムードに入ってしまうことは請合いですので、師走に向けて更新頻度も上げていきたいところです。
さて、ちょいと前のINSIDE OUTでは私の趣味と偏見による「インディATL特集」をお送りさせて頂きました。
Q.アトランタ出身のラッパーを5名挙げよ!
と問われたら、あなたはどう答えますか?
T.Iやリュダクリス、ヤング・ジーズィーにグッチ・メイン、ワカ・フロッカ・フレイムにリル・ジョンだってアトランタ出身。
とくにジーズィーとグッチ、T.Iがレペゼンし続けている「トラップ・ミュージック」こそがアトランタのヒップホップだ!とお思いの方も多いでしょう。
※トラップ(trap)=危険なブツの売買が行われる街角スポットのこと、
というわけで、上記に列記したラッパーはみなさんこぞって裏家業自慢(まさにハッスル・ハード!)なリリックやアティチュードが目立つよね。
ヤング・ジーズィーのトレードマークであるスノウマンも、危険なブツ=白い粉=雪=雪だるま、ってことなのね。
しかしながら、ミクステを掘るうちに、アトランタの地下シーンでは、次世代によるかなりラチェットなシーンが形成されつつもあることに気がついたの。しかも、彼らの音楽が上に書いたようなパイセン達のモノよりも、もっと鮮やかに聴こえちゃったわけ。
というわけで、いても立ってもいられず番組の場を借りて紹介させて頂いたまでです。
なわけで、改めて紹介するね。
トリニダード・ジェイムス (Trinidad Jame$)
通称、鳥J。
とにかくこのヴィデオを観てちょ!
にゃんとと、インサイアウで紹介した次の日の深夜にこのPVが発表されたというミラクル・オケージョン!鳥Jがちっこいパピーちゃんを抱っこしてる姿に萌えー。
見て分かるように、派手で奇抜なファッション。手入れしてないのか?かなりナッピーなヘアスタイル(おかあちゃんに編みこんでもらえよ!と突っ込みたくなるお)
ちなみに鳥J君、アトランタにある「GINZA」ってブティックで働いているらしい。
東京の銀座にも来てくれー。
「All gold everything!」ってことで、親指以外の4本両手全てにはめた悪趣味な金のリングがそそります。
この楽曲も含まれたミクステ『Don't Be S.A.F.E』も傑作なので、通常盤とスクリュー盤、合わせてお聴き下さい。
(ちなみにスクリュー盤はDJディビアス氏によるものと、2012年のスクリュー王子ことスリムケ王子、スリム・K氏によるものの2作品も出ています!)
それにしても、彼の曲っていきなり終わったかと思えば、またイントロをループしたり、1ヴァースで終わったり、いきなりサンプリングの元ネタ曲に移ってしまったりと、かなり自由。でもそれが聴いていて楽しいのです。
マッド・ディセントに所属するエレクトロ・アーティスト、キトーの音源もサンプってます。
他、へんてこなフックもあったりして良作揃いのミクステです。
個性をつぶされぬよう、応援し続けていきたいと思ってます。
同じアトランタ出身のスコッティとは、先日一緒にNYライブを慣行してたね。
アーカンソーのSL・ジョーンズも参加した"Too Cool Remix"激アツです〜。
これもPVの冒頭に鳥J君が出てきますのでちぇき!
アトランタといえば、アウトキャストのビッグ・ボーイの新作もそろそろリリースと言われてるし、プロデューサー勢には鳥Jやゴー・ドリーマーを手掛けるATLの若手プロダクション・チームであるザ・フラッシュ・ミュージックが参加してるってことでかなりワクワクです!
フラッシュが手掛けたビッグ・ボーイの曲はこれ。フィーチャリングにはケリロこと元DCのケリー・ローランド。
ほんで、フラッシュが手掛けた鳥J&ゴー・ドリーマーの曲がこれ。
鳥Jとかスコッティとか、あと番組で紹介したマック・ファイヴとか、かなりイナタめなんですが、もともとアトランタのシーンって、グッディ・モブとか初期のアウトキャストとか、フィールド・モブとか、かなりイナタめ田舎めシットが主流だったし、2012年になってカントリーラップの潮流とともに、またATLにそんなヴァイブスが戻って来てるのかな〜と思ってます。だからビッグ・ボーイの新譜は本当に楽しみ!bridging the gapな作品になるんじゃないかと思っています。
最後に、田舎トランタ(イナカトランタ)をレップするクラシック・チューンを。
どうでもいいけど、「チーム鳥Jジャパン」って在りし日の「トルシエ・ジャパン」と掛けてるつもりなんです。どうですか?
ではまた〜。
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