2011 MY BEST HIPHOP SONGS

こ、こんにちわ！
いやはや、今年は例年以上に「2011 BESTなんちゃら！」てのが多いですね。
INSIDE OUTでも取り上げましたが。

ここらで私もいっちょ、自分の1年を振り返るついでによく聴いたな～、アレは刺さったな～と
思い出に残るアレやコレをご紹介していきたいと思います。

まずは、2011年ベスト・ソング5選（たったのｗ）。
順位はないです。
流行とは関係なく、自分の思い入れが強いものをツラツラと選びました。

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Wiz Khalifa
"No Sleep"

2011年最大の出来事といえば、もちろんあの東日本大震災なんですが、震災が起きた金曜日と
その直後の週末、何をしていたかというと、東京・世田谷の自宅でウィズ・カリーファ『ローリング・ペイパーズ』(国内盤）のライナーノーツの原稿を書いていたのでした（週明けが締め切りだったような）。
未曾有の大惨事をテレビで見つつ、電力消費を抑えるためにストーヴ切って毛布にくるまりながらウィズのユルめなラップを聴きまくっていて、本当にアタマがおかしくなりそうでした。
そんな中、妙にぐっと来たのが能天気な彼のフレーズ。

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Party all day, party all night
Say you wanna party
Let's party alright
（一日中、一晩中パーティーしようぜ
パーティーを楽しみたいなら言ってみなって
一晩中パーティーで騒ごうぜ）

今までは日常の中にあった「パーティー」すら、遠い世界のことのように思えたし、
もう二度とクラブでみんなで遊ぼう！なんてことは出来なくなっちゃう気がして胸が締め付けられる気分でした。
都内はまだしも、被災した東北地方のパーティー・ヘッズの皆さんはどんなお気持ちなんだろ？とかね。
地震は関係ないけど、大阪地区の風営法の取り締まりがぐっと厳しくなったときでもあって
風営法の見直しが問われる風潮もあったから、そっちの状況も相まってより切ない気持ちになってしまいました。
なわけで、パーティーでバカ騒ぎする歌なんですがウィズがちょっとメロディックに歌うだけでぐっとキテしまう、私にとってはそんな歌です。
上に引用した部分、「you」って呼びかけてるのがヤバいんだよな。
「ウィズたん、聞いてよ～！」って思わず言いたくなっちゃうもの。

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Chase N Chache
"She Can Do It"

ニュー・オーリンズ出身～LA拠点のチェイスン・キャッシュと、”Niggas In Paris"で一躍その名を上げた期待のプロデューサー･
ヒットボーイのコラボ曲（二人の相性のよさはウィージー＆エミネムの”Drop The World"で実証済み）。
PV発表されてたと思ったんだけど無かった～。勘違いかな。
分かりやすいナスティー・チューンなんだけど、チェイスらしいシニカルさもあり、ヒットボーイのハデさもあり、気が付いたらヤミツキに。
彼のミクステ『Gumbeaux』についてはミクステの項（いつUPするかは未定）で触れたいと思っているのでそちらで！
キャッシュはすでにプロデューサーとして相当活躍してるし、アイデアも面白いし、来年も楽しみ！

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Diamond
"Hit That Hoe ft.Waka Flocka Flame"

長年付き合っていたリル・スクラッピーの元を去り、にゃんととソルジャー・ボーイに乗り換えた
ダイアモンド姐さん（すでに夏ごろ破局）。
今年は姐さんがもっとグイグイ来るかと思ったんですが、そんなでも無かったね･･･。
でも、ワカを迎えたこちらの女同士の襲撃ソングは最高です！
ひっだっほ！
ニッキ・ミナージにもイヤなヤツをやり込める曲があるけど、
明確にオンナ対オンナで喧嘩上等チューンを発表してくれた
ダイアモンド姐さん、ビガ！
「あんな女、とことんヤっちまえ！」ってフックです。
女ラッパーでもさ、ディス曲発表しても迫力が無い人（説得力が無い）もいるけど
ダイアモンド姐さんだとさすが、迫力が違います。
2ヴァース目、ワカが入るとガラっと曲のイキフンが変わりますね。
生理前や更年期障害などでイラっとしてる女子にオススメ！

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Killer Mike
"Ready Set Go (remix) ft. Big Boi"



今年もかっこよすぎたATLの影の元締めことキラー・マイク！
ミクステもアルバム本作も申し分ない出来でした。
ボトムがぶっとくて、いまさら感溢れる（no dis）中近東ぽい声ネタをサンプリングしたトラックが
中毒度高し。
怪しげなフックもマルです。
みんなが「俺のことフォローしろ！」って言ってるなか、
「I lead, don't follow」って言ってるキラマイがドープ。
この時期、T.Iがめっちゃダサく見えたものですが、この曲のT.Iだけは別でした。
やはりATLをまとめられるのはビッグ・ボーイかキラマイか、ですね。

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Tech N9ne
"Worldwide Choppers ft.Ceza,Yelawolf,Twista,Busta Rhymes,D-Loc the Gill God"

ビルボード総合チャートで初登場4位、ラップ・アルバムチャートでは初登場首位を獲得した
『All 6's and 7's』から。
生涯インディ宣言をしてるテック。首位獲得おめでとう！！
私も本職はインディ・レーベルで働くOLなんですが、本職の方でもウチの楽曲がTVニュースのOP楽曲に採用されたり
アーティストが番組レギュラーに抜擢されたりと華やかなトピックがあったんで、テックさんの偉業にウチを重ね合わせてしまったりも。

ほんで、世界中の「チョッパーズ」（チョッパー＝AK-47ね）を撃つように早いフロウでラップ出来る奴ら）を集結させたこの曲は終始鳥肌スタンディン’！
ちなみにイントロでラップしてんのはトルコのラッパー。
USからはテックの他にイエラウルフ、ツイスタ、バスタ・ライムスら、泣く子も黙るちょっぱやーズが参戦しとります。
イエラのヴァースがかこいいんだ、これまた。
「え～おえおえお、え～おお～」で始まる導入部も背筋がぞくぞくして堪りません！
バスタは今年、クリス・ブラウンとの"Look At Me Now"に顕著なように、初期、彼がATCQ "Scenario Rmx"で披露していたような高速フロウ口激が目立ちましたね。BETのサイファーも凄かったな。彼はラッパーであると同時にストーリーテラーであると実感した。
ちなみにテックさんは今年、自分のコラボ・プロジェクトモノも含めて2枚のアルバムをリリース。
まじでどうなっとんや、コノ人は！

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ちなみに番外編で、今年一番思い入れの強い曲はコレかもｗ

この曲のワカのライン「俺のドラゴンボールをサックしろ！」ってところを
block.fmの「INSIDE OUT」内で紹介したら、思ったよりも反響を頂いてしまって。
前回の放送でヤナタケさんが掛けてくださったときも、TL上で「MGK！」って発言も
ちらほら見られたので、別に私が推したからってわけじゃないにしろ、ちょっと嬉しい気持ちになりました。
自分の中でラジオ番組「ISIDE OUT」でMCデビュー！って事項を思い出したときに、
必ずこの曲が脳内再生されるんだろな。

あ、フツーに今年のHIPHOPヒット・ソングをチェックしたい方はどうぞこちらで！CBです。年々毒気が少なくなってきているような･･･。

このあと、ミクステ選とアルバム選をUPしたいと思っているのでどーぞお付き合い下さい！