2012/01/19

BROOKLYN RAW

こ、こんちわ!
こないだのINSIDE OUT本放送#2、聴いてくれた方も聴いてらっしゃらない方もどうもありがとうございます!
鼻水ズルズルで鼻声、かつところどころ超早口で喋ってしまったので大変お聞き苦しかったと思われますが…。

てなわけで、放送時にご紹介したNYのヤバめインディ・アクト達を紹介したいと思います。


Mr.Motherfuckin eXquire
(ミスター・マザーファッキン・エクスクワイア:以下エクスコ【英語でeXqoって略してんの見た】)

名前からしてアクの濃い人ですが…。
もともとブルックリンはクラウン・ハイツ生まれ。
去年、アパレルブランドのMISHKAがサポートしたミックステープ『Lost in Translation』でブレイクしました。
んで、エクスコの衣装は全て(多分)MISHKAがサポートしてるのね。
だからすごく派手な見た目なんだけど、そんな見た目とはやや裏腹にラップは結構ハードでみっちりビートに絡み付く様な韻の踏み方をするスタイル。
正統派ブルックリン・マナーのラップとも言われる。
あのダニー・ブラウンが、XXL誌のインタヴューにて「彼はネクスト・ビギーだ。パフィと契約する前のビギーと同じニオイを感じる」と言及したくらいだからね。
確かに初期のビギーのフリスタのフロウに近しい、ラフでタフなノリは感じるかな。
ちなみにA$AP・ロッキーの"PESO"を揶揄して"R.I.P Payso"ってビートジャック・チューンも発表済み。
ロッキーが自身のことを「プリティ・マザファッカー」と例えた最初のライン、エクスコは「サイコ・マザファッカー」って言ってます。
ほんでもって彼の注目トラックが"Huzzah"とそのリミックスである"The Last Huzzah"。
リミックスの方にはダニー・ブラウン、ダス・レイシスト、エル・P(カンパニー・フロウ)、デスポットが参加してます。
やばいね。次世代ポッセ・カット!を意識してるのか、当時のポッセ・カット・アンセムともいえるクレイグ・マック"Flava In Ya Ear Remix"のヴィデオを模したPVが最高です。
冒頭の瓶カチカチ、のシーンではなぜか「母乳ありがと〜」とシャウト。何なのw

ここでのエクスコのリリック内にはあのサリンジャーの名作小説「ライ麦畑でつかまえて」のタイトルと、その主人公のホールデン君の名前が出てくるのね。
「Still lost as Holden Caufield, The Catcher in the Rye 」
って。ホールデン君も、大人になったはいいけど精神病院に入れられて少年時代からの回想に囚われている…というプロファイルだからエクスコ自身もきっとそういう節があるんでしょう。
サイコ・マザファッカーだしね。
同じくラジオでも紹介したラインはこれ。

「Fuck a throne watch the project bench covered in pigeon shit」 
ー王位なんてクソくらえ!お前の産まれたプロジェクトのベンチは鳩の糞で覆われてるぜ

まさにジェイ・Zに向けたラインだよね。
でも別にジェイをディスってるわけではなく、あくまで自分たちへのアテンションを引くためだけに言ってるって感じかな。
でも威勢がよくていいと思うよ!

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Flatbush Zombiez
(フラットブッシュ・ゾンビーズ)

ゾンビ・ジュースとミーチ・イズ・デッドの二人組。
名前のまんまです。
彼らのウェブサイト、かなりグロ(エロ)なヴァイブスで溢れてるので興味ある方だけググってみて下さい。
無理強いはしません。
でもって、彼らのファースト・オフィシャル・シングル(?ってか最近ファーストとかオフィシャルとかの境目がよく分かんないんだよね…)、"Thug Waffle"のヴィデオがヤバいんだ、これまた!

変態グリルさいこー☆
サグとワッフルという相反する二つのワードが連なってんのもヤバいよね。
彼ら曰く、「HIPHOPは死んだ、だったらオレらゾンビが大統領だぜ!」とのことなんで、もー着いていくしかない☆
彼らを先導?してるEric Arc Eliott(エリック・アーク・エリオット)ってやつにも注目してるんで、そっちも追っかけてみて下さい。
エリックはすでにミクステも三本出してます。

でもって、彼らが活躍するブルックリンなんだけど、90年代にはスミフン・ウエッスンやブーキャン辺りのダックダウン連中がいたよね。なんか彼らを21世紀仕様にアップデートしたのが、上記の奴らなのかな、とそんな気もします。
もっとエッジーで自己中心的な感じだけどさ。
「フッド」、というよりももっと狭義の「コミュニティー」って組織でつるんでる感じがするんだよな。
で、ブルックリンといえばインディ・ロックのシーンも盛んなので、そうした音楽ジャンルのボーダーラインは取っ払ったところで自由に活動してんすかね、彼らも。
あと、ラジオで言い忘れたけど、同じくブルックリンの若手ならTheophilus London(セオフィラス・ロンドン)にも注目ね。

ASAP・ロッキーともコラボしてるのでオナジミかな。
今、ヒルフィガー・デニムのビルボード広告のモデルもやってんだって。

眠くなったので続きはまた今度書きます!
わっふるわっふる!

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